感謝の言葉
昨夜は思っていた以上に多くのお客様が来てくれて、ほんとうに嬉しい一日となりました。
オープニングコンサートでは、現在ご活躍の
森 麻衣子さん(チェロ)・石川 理弥さん(ピアノ)
が素敵な演奏でギャラリーを輝かせてくれました。
いつか叶うといいなと思っていた美術と音楽、そして人が解け合う空間・・・。
演奏中は感動で涙が止まりませんでした。
このような場に参加できたことを嬉しく想うと同時に、
これまで出会えた多くの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も宜しくお願いします。
↑今日の作品は、ギャラリーで好評となりました”バス停”という作品をご紹介します。
この絵の場所は10年ほど前の儀保バス停になります。
沖縄の夏、暑い日にこのベンチに座って涼んだのを思い出します。
今日はもう一つ、意外なものが好評でしたのでそちらもご紹介したいと思います。
今回の個展の”あいさつ”です。↓
あいさつ
「これは、グループ展?」 と思われた方がいらっしゃったら、今回のわたしの“個展”の意図は、一つ成功したと言ってもいいでしょう。
わたしにとっての“自分らしさ”とは、その意図に在るからです。統一することよりも、変化し続けたい、そう思っています。
“変化”というのは結果に過ぎません。そこからの“自分らしさ”も在りません。わたしにとって、もっとも大切なことは “そのモノをこの目で見るということ”。 見て感じた、カタチの無いモノ。でも確かにそこに在るモノ。これがしっかりと見えてさえいれば、同時に“自分”はそこに在り、そこから生まれる表現物はどんなに変化しようとも“わたし”なのです。
わたしが初めて“絵”を特別だと感じたのは、生意気にも小学5年生(11才)の頃になります。きっかけは、一般の部で公募していた児童館の壁画デザインが選ばれたことでした。その壁画は、今でも母校の北丘児童館にあります。それから中学・高校・大学と、毎日 絵の在る生活でした。
よっぽど のめり過ぎたのか、体調を崩し大学中退という結果になってしまいましたが、それよりもきついのは これから長く続くスランプでした。そんな時期でもどうにか描いた作品を、今回の展示物の中に何点か展示させてもらっています。この時期を越える前後になるでしょうか、周りからは“絵が優しくなった” との感想をいただくことが多くなりました。
自分のためだけに描いていたのが、人のために・・・と、想えるようになったのは、この頃からだったと思います。
“個展”での、もう一つの意図。それは、一人でも多くの方がここへ来て心満たしてくれることです。この“想い”は、これからも変わることはありません。
沖縄出身でありながら、地元での活動の場を作れずにいましたが、今回 初の個展を“愛する島”で出来たことを、そして今まで出逢ったすべての人に感謝を込めて“まっこ展”が実現出来たことを、ほんとうに嬉しく思います。
日頃、アートを感じる時間を作るというのは、容易なことではないと思います。そんな中、本日はお越しいただきまして、ありがとうございました。
2008年12月 ま っ こ